求人申込み書の書き方で一番よく迷うのはハローワークですね。このページでは、そんな迷いを払拭できる4つの秘訣を紹介していきます。
1.採用したい人を具体的にイメージする
求人申込み書の書き方を調べる人の多くはとても真面目な方が多いため、「採用したい人を具体的にイメージする」を最初に挙げますと意外に感じられるかも知れませんが、とても重要かつ応用をきかせるための軸となりますので、ぜひ最後までお読みいただき、理解を深めていただければと思います。
初めに、良い人材を集めている企業は採用したい人を具体的にイメージして、その人たちが集まりやすい求人票の書き方をしています。もちろん給与体系や勤務条件なども大事なことではありますが、企業の体力や職種によって条件設定には限界があります。
また条件だけで他社と競り合っていてはキリがありません。応募する側も条件が良いに越したことはありませんが、お金がすべてではなく、使命感を持って仕事に取り組みたい人や、なんらかのカタチで社会に貢献していきたい人もいます。
これは表(社外)に出る話題ではないため、そのような環境で経験のない方にとっては「そんなことはどうでもいいんじゃないの?」と思いがちですが、まずはターゲット(採用したい人物像)を決めることから始めます。
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これには深い意味があるのですが、簡単にお伝えしますと採用したい人材達が求人広告に興味を持ち、ここで働いてみたいと思ってもらえるように表現するためなのです。
たとえば、次の2つの文章を比べてみましょう。「体力に自信のある方歓迎」と「健康意識の高い方歓迎」。どちらの言葉を使うかによって、応募してくる人の様子が変わるのがイメージできるでしょう。イメージして思い浮かんだ人の体型や性別すらも違って想像できると、尚良しです。
このようにして、まずは採用したい人物像をイメージしますと、その人が反応をしてくれる言葉を使うことによってイメージした人を引き込んでくることができるのです。逆を言えば、イメージした人材に合わない言葉を使っていては、いつまで経っても思い描いた人が応募に反応してくれることはありません。
そして、いざ会社紹介文や募集原稿を書こうと思ってもなかなか言葉が思い浮かばない!ということもあります。そんなときでも、採用したい人が具体的にイメージできていると簡単です。採用したい人たちが読んでいる雑誌を見てみるのです。雑誌は特定の読者(ターゲット)に向けて、心を動かす言葉が使用されています。そこから言葉やフレーズを拝借してくると対外的にとてもまとまりのある紹介文が出来上がってきます。
まずは今スグ手を止めて、採用したい人を具体的にイメージしてみることをオススメします。採用したい人はこんな人!とメモ書きでも大丈夫なので書き出してみてください。
2.検索にひっかかる文章の作成を心がけてみる
年齢を問わず求職者の大半は今やスマートフォンで検索しています。検索にヒットするためには、採用したい人(ターゲット)が検索する言葉にヒットするように文章を作る必要があります。
前述したように雑誌からの引用を利用しながら紹介文を書くと、ターゲットにマッチした言葉が自然に散りばめられ検索されやすい状態が生まれてきます。「カフェ」で検索する人と、「喫茶店」で検索する人とでは、年齢の違いやライフスタイルの違いが感じられると思います。
同じモノを指していても言葉の使い方で検索にひっかかるかどうかが変わってくるので、一度作成した紹介文をこのような観点で見直してみることは大切です。
3.求人申込書に掲載する地図
ハローワークの求人票に地図を掲載する箇所があります。この地図はGoogleマップなどを印刷して貼り付けてもらうのが最良です。多くの人がやりがちなのは地図を手書きしてしまうことです。求職者の多くのは住所から地図検索(Googel MAPなど)を行いますので実際には地図をあまり活用していませんが、手書きになりますと極めて求人票の見栄えが悪くなります。
地図以外については、以前に紹介しましたハローワーク募集のコツは事業所登録の裏技で優秀な人材が集まるの記事も参考にされてください。
また、地図が手書きになっていることを要注意企業とアナウンスしている転職サイトもあるほどですから、手間はかかったとしても綺麗な地図を貼り付けておくと、会社の印象が極端に良くなりますので不可欠な部分としてチェックしてください。
せっかく素敵な求人募集の紹介文が出来上がっても、手書きの地図で応募者離れが出てしまうと勿体無いです。
4.求人申込書の書き方・記入例サンプルのダウンロード
ハローワークより「応募したくなる求人へ!」として求人申込み書の書き方がダウンロードできます。
ダウンロード先:ハローワーク公式サイト・ダウンロードページ
事前にサンプルを見ておくと書きやすいと感じる人もいらっしゃいます。多くのハローワークでは、窓口の担当者の方が親切で求人票の未記入部分を質問して聞いてくれます。
求人票の書き方で迷ったときにはあえて空欄にしておき、メモとしてご自身の希望を書いておくとその質問に答えやすくなります。
求人票の中には表現できない言葉(性別や年齢の制限など)がありますので、前項1のイメージに合わせた言葉を使うことによってターゲットの絞り込みができます。それに加え空欄部分を窓口の方に相談をすると、適切な表現をアドバイスしてくれますので安心です。
初めての方にとっては求人申込書の書き方にはたくさんの戸惑いが出て来ると思います。事業所紹介やお仕事の内容についても、いざ書くとなればスグにはできないかも知れません。しかし、ここで今一度想像していただきたいのですが、求人によって新しく入ってきてくれた人材がよく頑張ってくれて、お仕事が上手く進んでいったらいかがでしょう。そのような状態になるためにも、求人申込書の書き方には時間を費やされても損はありません。
逆に、時間に追われて書いた求人申込書は、なかなか人の心を動かすだけの効果を発揮してくれないうえ、求職者への印象も良いとは言えないものとなってしまいます。
当事務所でも良い人材を採用するための求人申込書の書き方をサポートしています。お困りの際にはお気軽にお問合せください。