人材を集めるために、様々な求人方法を活用しているのに、なかなか人材が確保できずに困っている企業は多くあります。
売り手市場と言われ、多くの企業が人材を集めるのに必死になっている今、費用をかけても、闇雲に求人広告を出すだけでは人材の確保は難しいです。
そんな中、人材を効率的に集めることに成功している企業もあります。人材確保に苦戦している企業との違いはどこなのでしょうか？
目次
１.働きたいと思う会社である
人材を集めるためには、前提として働きたいと思える会社であることが必要です。長時間労働・低賃金といったブラック企業で働きたいと思う人はいないはずです。
では、「働きたくない」と思われなければ、求職者は増えるでしょうか？
求職者が増えるためには「働いてもいい」ではなく「働きたい」と思われる必要があります。
「働きたい」と思われる会社かどうか判断する方法として、今いる社員が会社に満足しているか、他人に自社を勧めることができるかがあります。
いわゆる従業員満足度を高めることは、人材確保だけでなく、社員のモチベーションアップになり、人材の流出防止、ひいては業績アップさえも期待できます。
「働きたい」と思われる魅力は、条件や仕事内容だけではありません。
例えば、有名なカフェのスタッフ募集にはたくさんの応募があります。求人条件が突出していいわけではありません。仕事内容も決して楽とはいえないでしょう。それでも「そこで働きたい」と思う人が多くいるのは、条件や仕事内容以上に、そこで働くことに魅力を感じるからです。
このように、仕事への魅力は、何も条件や仕事内容に限ったことではありません。
人材を集めることに関する言葉として「先従隗始」という故事成語がありますが、大きな物事を行うときには、身近なことや提案者から始めなさいという意味ですが、その通り、まだ見たことのない求職者に向けてではなく、まずは身近な人である社員の満足度を高めます。
人気のカフェも最初から人気があったわけではないのです。人気店になるために、商品開発やスタッフの教育、お店の雰囲気作りなど魅力を増やす努力を続けてきたはずです。
２.魅力を発信している
いくら魅力的な会社であっても、外部に伝わらなければ意味がありません。
求人情報を出すことで精いっぱいで、魅力を発信するなど遠回りに思えることまで手が回らないと言われるかもしれませんが、会社の魅力を伝える「広報」に力を入れることは、遠回りのようでいて、人材確保につながるおおきなポイントです。
近年は、採用に関する情報発信を「採用広報」と呼び、以前よりも注目されています。
特に
- 自社公式サイト
- SNS
は最大限活用すべき媒体です。
→ 「求人の効果が上がる！いま力を入れるべき求人広告」
SNSを活用した求人は、ソーシャルリクルーティングと呼ばれ、採用広報に役立てている企業が増えています。
御社の
- 製品やサービス
- 業界の最新情報
- 社内イベント
など、御社の多岐にわたる魅力を発信し続けることで、興味を持つ人の目に留まりやすくなります。興味を持つ人とは、御社を魅力的に感じている人ですから、御社に馴染みやすい人だと考えられます。そこへ求人情報を発信することで、御社の雰囲気にマッチした人材に求人情報を提示することができます。
例えば、新製品の開発担当が欲しい場合、業界の最新情報や自社開発した製品情報を定期的に発信しておきます。すると、そうした情報に興味があり、積極的に情報を集めている人の目に留まるようになります。
その中で求人情報を出すことで、自然と求める人材に求人情報を届けることができます。
３.適した求人媒体を選んでいる
広報をしたうえでの求人は効果的な方法の一つですが、その他の求人媒体を併用する場合は、求める人材に適した媒体を選ぶ必要があります。
ご存知の通り、求人媒体は多種多様で、それぞれの特徴を理解して活用しないと、効果が期待できません。
→ 「求人方法｜効果的な求人に必要な３つのポイント」
適した媒体とあわせて、適した求人原稿も重要です。
→ 「求人募集したい事業者のための無料広告活用法」
４.集めたい人材を明確にしている
仕事は人生の中で大きなウエイトを占めます。だれでも自分の希望した仕事を、好きな雰囲気の中で、好きなペースでできる会社に魅力を感じます。
希望する働き方は、人によって違います。
とにかく高い給与で働きたい人もいれば、給与が低くなってもプライベートの時間を多く確保したい人もいます。
希望する仕事もバラバラです。
ですから、全ての人が魅力に感じる企業はありません。魅力に感じてくれる人は一部分の人です。
その一部分の人に的確に求人情報を発信することができれば、人材を集めやすくなります。
- 求める人材はどんな人か
- 求める人材が魅力に感じる企業はどんな企業なのか
を明確にすることができれば、おのずと発信する情報や、利用する求人媒体が決まってきます。
当事務所では、求人に関する様々なサポートを行っております。コストを抑えた求人をご希望なら、お気軽にお問い合わせください。
