「求人をいくら出しても応募がない」
「求める人材が見つからず、費用ばかりがかさむ」
「求人に使える予算が少ない」
など、思うような求人ができずお困りではありませんか?
費用は少なく、求める人材が応募してきてくれたなら、人材の大きな悩みが解決するのではないでしょうか。
極論を言えば、一発採用できる人材だけが応募してきてくれるような求人方法。そんな夢のような方法はなかなかありませんが、それに近づけることは努力次第で可能です。
効果的な求人に必要な3つのポイントをお伝えします。
目次
1.ターゲットを明確に
今、求める人材はどんなひとですか?
男性、女性、若手、中堅、ベテラン、勢いがある、安定感がある・・・
まずは求めている人材=ターゲットを明確にすることが効果的な求人の第一歩です。
なぜなら、ターゲットによって、伝え方、伝わりやすい媒体、といった求人のやり方が大きく違うからです。
例えば、ターゲットの年齢層が違うだけでも、インターネットを重視するのか、紙媒体も活用するかの判断は違ってくるはずです。
このようにごく簡単なターゲットの絞り込みだけでも、求人に変化が必要です。さらに詳しくターゲットを明確化していくことで、より効果的な求人に近づきます。
2.ターゲットに合わせた求人媒体を
具体的にどんな求人方法(媒体)があるでしょうか。
それぞれの特徴と合わせてご紹介します。よりターゲットの目に留まりやすい媒体は何なのか検討してください。
ハローワーク
料金:無料
最近ではインターネットへの露出も期待できますし、助成金が出ることもあります。すべて無料ですから、コストに悩む必要がありません。
ハローワークは効果がない、というのはうまくいく使い方をしていないからです。求人票を工夫して作りこむなどポイントを抑えると効果を上げることが可能です。
大学や専門学校
料金:無料
学校ごとに直接求人掲載を依頼する方法です。学校の特色や専門性などから希望するターゲットに絞った求人が期待できます。
各学校のフォーマットがあることが多く、複数の学校に依頼する場合は依頼準備に時間がかかることもあります。
自社ホームページ
料金:無料
ほとんどの求職者が各企業のサイトを閲覧します。自社ホームページの充実は必須といえます。
直接求職者の目に留まる可能性は低いため、他の媒体と合わせて利用するとよいでしょう。
紹介
料金:無料(報奨制度を取り入れる場合もある)
縁故採用やリファラル採用と呼ばれる、社員の紹介による採用です。個人の人柄や能力を把握しやすく安心感があります。
通常の採用よりも人間関係が濃いため、何かあったときのトラブルや、不採用にしにくいなどの危険性もあります。
SNS
料金:無料
FacebookやInstagramなどで求人を知らせる方法です。幅広くアピールでき、会社の雰囲気も伝えやすいため、会社にマッチした人材が期待できます。
ただし、これらの媒体の閲覧者は、多くが流し見のため、結果につながりにくいです。
店頭募集
料金:低
貼紙などで来店者や通りがかりの人に訴求する方法です。コストが低く、地域限定でピンポイントに求人を知らせることができます。
そのぶん幅広い募集はできません。
求人媒体 Web求人/求人紙(誌)
Web求人 料金:数万~数十万
写真や動画など伝えられる情報量が多く、24時間いつでもどこでも閲覧できるため、多くの求職者に周知できます。
結果が出ない場合も料金は発生するため、コストばかりがかかる危険性があります。
求人紙(誌) 料金:数万~数百万
新聞折込やフリーペーパーなど、地域ごとに配布されるため、地域を絞った求人ができます。気軽に目につきやすいメリットもあります。
掲載スペースが限られているため、伝えられる情報量が少ないのがネックです。
人材紹介
料金:年収の2~3割
いわゆる転職エージェントです。希望にあった人材をピンポイントで紹介してもらうことができ、求人の手間を大きく省くことができます。
コストは高く、たいていの場合は採用決定時に料金が発生する成果報酬型です。
人材派遣
料金:時給制
派遣社員として採用する方法です。派遣の中でも紹介予定派遣は、正社員採用前に人となりを見極められるので、じっくり検討できます。
派遣であっても雇用することには変わりないですから、それだけコストはかかります。
合同会社説明会/転職フェア
料金:数十万~数百万
多くの求職者と直接話せる、数少ない機会です。会社の認知やアピールだけでなく、インターネットの情報では興味を示さなかった求職者に興味を持ってもらうこともきたいできます。
参加費は高額で、配布資料など準備にも手間がかかります。
採用代行(アウトソーシング)
料金:委託内容によって大きく異なる
採用に関連する業務をアウトソーシングする方法もあります。プロに任せることで効果的な採用が期待できます。委託内容はサービスによって違いがあります。
コストが高いこと、採用ノウハウが社内に蓄積されないこと、アウトソーシングといっても丸投げはできないことなど、注意が必要です。
3.ターゲットにささる工夫を
求人媒体がターゲットに合ったもので、目に留まりやすくなったとしても、興味を惹く内容でなければ意味がありません。
例えば、若い女性なら、結婚、出産といったライフイベントに対する会社のバックアップ体制に興味を持つかもしれません。会社の制度を詳しく紹介したり、利用実績があれば経験社員の声を紹介することもできます。
あなたの会社が、ターゲットにとっていかに魅力的な会社であるかを他の会社よりも伝えられるかが求人を成功させるポイントです。
このポイントを確実に実践できれば、大きなコストをかけずに、大きな効果を得ることもできるのです。
サポートが必要な場合は、当事務所にお気軽にご相談ください。これまでの実践事例も多くございます。ご事情に合わせたお手伝いが可能です。